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平成26年度「第13回ちゅうでん教育大賞」

平成26年度「第13回ちゅうでん教育大賞」の入賞者が決定し、10月18日(土)名古屋市内のホテルにて、表彰式を開催しました。

選考総評

選考委員長(玉川大学教授・教育学部長) 寺本 潔

本年度も質の高い教育実践論文が数多く提出された。新しい測定器具を使った取り組みやビデオ映像の分析、丁寧な設計図なども取り入れ、高い見識や教材解釈から取り組まれた論文、実証的に児童・生徒の学習変容が綴られた論文、汗をかいて教育環境づくりに全職員あげて努力し、子どもたちの喜ぶ姿が伝わってくる内容に仕上げて頂いた論文等に触れることができた。
本年のユニークな応募例として、ベテラン教師の実践に触発されて若手教師も共に伸びていくプロセスを優れた授業実践を元に記述した、いわば教師教育の分野にも通じる論文も登場したことは特記しておきたい。
教科・領域別では、昨年の総評で指摘させて頂いたが、従来応募が少なかった体育や音楽、技術家庭科からの応募もあり嬉しい傾向が生まれはじめている。引き続き、全教科・領域からの積極的な応募を期待したい。
本財団の教育大賞は、子どもたちの豊かな創造性、思考力、情操を育む教育に関わる実践論文を求めている。このため、児童・生徒の教育による変容はぜひ力を入れて記述してもらいたい。しかし、単に授業記録や活動の紹介だけに大半のページを割いて記述してもらっても教育論文としての完成度の点では、低く評価せざるを得ないので応募にあたっては気を付けて頂きたい。
例年の傾向ではあるが、東海地方からの応募が多い結果が続いており、逆に1、2件かもしくは全く応募の動きが見られない都道府県もある。応募資格は全国の小中学校の教職員に開かれている。奮って各地からの応募に期待したい。

選考委員からのアドバイス

【よりよい論文作成に向けて】

本財団の「教育大賞」で求めている論文は、授業実践を中心にしつつ、リアルな子どもの学びを深めた教育論文です。たとえ優れた教育実践でも、その論文としての書き方や表現方法が不十分なため、予備審査の段階で選考に漏れてしまうことがあります。そこで、応募にあたって次の3点を特に留意して頂きたい。

学校研究として行った全体的なテーマをそのまま題目にしたり、単に実践を記録的にまとめるのではなく、単体の論文として題目や論旨・構成を工夫してほしい。
実践した教育活動をすべて書き出すのではなく、テーマに即して最も主張したい内容を絞り込み、学校や学級ならではの独自性を描き出してほしい。
提出する論文の文字数・ページ数(写真、図表などのスペースも含まれることに注意)や添付資料の規定を厳守してほしい。また、子ども達のノート等を使う場合はできるだけクリアな印字や写真で作成してほしい。

以上の留意点を念頭に立派な教育論文が全国から応募されることを願っています。

「第13回ちゅうでん教育大賞」入賞者一覧

応募総数:59件 表彰数:教育大賞1件、教育優秀賞2件、教育奨励賞11件

(都道府県コード順、敬称略)

受賞内容 都道府県 学校名 研究題目 申込者
教育大賞 香川県 香川大学教育学部附属坂出中学校 自己の「物語り」をつむぐ古典授業の創造
~「芭蕉を旅する」(中3国語「おくのほそ道」)の実践~
川田 英之
教育優秀賞 愛知県 豊田市立西広瀬小学校 ハッチョウトンボ舞うふるさと保全の取組
~学校ビオトープを活用した環境教育をどう進めるか~
林 宗弘
教育優秀賞 三重県 津市立成美小学校 子どもの本音の表出が見られる授業への取り組み
~先輩教師と若手教師の2年間に渡る取り組みから~
谷本 博史
柳谷 ひとみ
教育奨励賞 秋田県 秋田大学教育文化学部附属小学校 板書とICT活用の相乗効果によって主体的な学びを育む理科授業の創造 髙橋 健一
教育奨励賞 群馬県 前橋市立若宮小学校 ミュージックランドの冒険~仲間と歌う喜びを勇気に変えて音楽の種を手に入れよう!~
[共通事項]をキーワードにした、音楽教科指導と音楽集会の在り方
都木 陽子
教育奨励賞 埼玉県 川口市立仲町中学校 みんなで体験!スイーツプロジェクト 大川 明弘
教育奨励賞 新潟県 長岡市立脇野町小学校 つくり、つかって考える未来のエネルギー(前任校上越教育大学附属小学校における実践) 水谷 徹平
教育奨励賞 新潟県 十日町市立川治小学校 中学年ゴール型ゲームにおける基礎技能を保障する段階的単元構成の試み
~ハンドボールを基にした易しいゲームを通して~
小林 典和
教育奨励賞 長野県 信州大学教育学部附属長野中学校 製作品を評価・改善する力を高めていく指導の在り方 箕田 大輔
教育奨励賞 岐阜県 瑞浪市立日吉小学校 実感を伴った理解を図る理科学習の創造
~「魚のたんじょう」の単元を通して~
田丸 理恵
教育奨励賞 愛知県 岡崎市立矢作南小学校 子どもたちの対話力を育む学びの創造 柴田 多津彦
教育奨励賞 愛知県 愛知教育大学附属岡崎中学校
理科研究室
自然の真の姿に迫り、安全で豊かな生活を手に入れようと動き出す子どもの姿を見るために 土居 哲也
安藤 雅也
清水 孝治
教育奨励賞 愛知県 刈谷市立富士松北小学校 地域の歴史に関心をもち、地域に愛着をもつ児童の育成
~6年総合「地域の歴史から日本を見つめよう」の実践を通して~
坂田 樹哉
吉牟田 幸子
教育奨励賞 熊本県 玉名市立有明中学校 地理的な見方や考え方を養い、社会に参画する態度を育てる授業の創造
~追究意欲を高める地域教材と共に学び合う活動の工夫を通して~
井上 裕一

各賞の副賞は教育大賞50万円、教育優秀賞20万円、教育奨励賞5万円

以上