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- 理事長挨拶
設立にあたって
公益財団法人ちゅうでん教育振興財団は、当初中部電力株式会社創立50周年を記念して2001年6月に設立されました。その後、公益法人制度改革により2011年4月1日に公益財団法人へ移行いたしました。
当財団は、21世紀のわが国を担う子どもたちが、心身共に健全で情操豊かに育つよう願いを込めて作られたものです。
20世紀は、科学技術の高度な発達と経済社会活動のグローバル化によって、均質で効率の高い、極度に機械化された文明が発展を遂げました。それによって人々は、物質的には豊かで快適な生活を送ることができるようになりましたが、心の豊かさや精神的な充足ということは置き去りにされ、なお多くの課題を抱えております。したがって、これからは、科学的探究心や独創的な発想力などの知的能力を伸ばすことに加え、日本人としての豊かな人間性や文化的な素養を身につけられるような教育を行って、調和のとれた青少年を育成していく必要があります。
こうした観点から当財団は、小・中学校教育における優れた教育上の試みを支援したり、子どもたちの人間性を育み、感受性を高めるような文化芸術活動を行うことを主な事業としております。そしてこれらを通じて、ささやかながらわが国の小・中学校教育の発展、充実に寄与したいと考えております。
「子どもは未来からの留学生」といわれます。当財団はこのような留学生がたくましく、かつ健全に育ち、素晴らしい21世紀を担っていってくれるよう一所懸命応援する所存です。
今後とも皆様方のご理解とご支援をお願いいたします。